研究内容

本研究室は,主として外界刺激(ストレス)に対する生体応答・情報処理の生理学的・生体工学的解析を行っています.特に,身体運動や加齢などに対する運動器(骨格筋,血管)の生体調節や可塑性に関しての研究を進めています.例えば,不慣れな激しい運動を実施すると,筋肉痛や筋組織の構造的な損傷が生じることが知られていますが,このとき生体はどのように応答し,適応するのでしょうか? このような課題に対して,生理学や生体工学的な手法を用いて解析し,その現象やメカニズムを明らかにしようとしています.

研究課題:バイオイメージングによる筋細胞の制御機構の解明/小動物を用いた筋損傷モデルの開発/筋損傷診断装置の開発/微小循環動態の機構解明/酸素環境に対する生体の適応 etc



News 2017.06.12

6.09 論文が受理されました.
Aiko Watanabe, David C. Poole and Yutaka Kano. The effects of RSR13 on microvascular PO2 kinetics and muscle contractile performance in the rat arterial ligation model of peripheral arterial disease. Journal of Applied Physiology
概要:末梢動脈疾患モデル動物を作成し,骨格筋内の微小循環動態を酸素クエンチング法によって評価した論文です.この疾患モデルの筋収縮(酸素消費)と酸素分圧動態との対応関係を明らかにしました.

5.16 論文が受理されました.
Toru Tomimatsu, Jun Miyazaki, Yutaka Kano, and Takayoshi Kobayashi.
Photothermal imaging of skeletal muscle mitochondria.
Biomedical Optics Express Vol. 8, Issue 6, pp. 2965-2975 (2017)
(電通大 先端超高速レーザー研究センター 小林先生との共同研究)
概要:フォトサーマル顕微鏡によって,骨格筋のミトコンドリア形態をLabel-free optical imagingによって観察する手法の確立,ならびに,正常と損傷骨格筋のミトコンドリア形態の違いを明らかにした論文です.

4.30 論文が受理されました.
Hiroaki Eshima, Shinji Miura, Nanami Senoo, Koji Hatakeyama, David C. Poole and Yutaka Kano. Improved skeletal muscle Ca2+ regulation in vivo following contractions in mice overexpressing PGC-1α. American Journal of Physiology-Regulatory, Integrative and Comparative Physiology. (静岡県立大学 三浦先生との共同研究)
概要:運動後の細胞内カルシウムイオンの恒常性におけるミトコンドリアの役割を検討し,ミトコンドリアによるカルシウムイオンの取込が非常に重要であることをin vivoモデルを用いて明らかにしました.

最新情報&更新情報

2017.4.30, 5.16, 6.09 論文の発表 
2017.3.24 平成28年度 修了式・卒業式